はてなの文房具特集をみて

消せるボールペンと,100円ノートの活用法は素晴らしいと思った.

今日,会社の方に,実行力についての本を借りた.

行動科学について書かれた本で,何かが分かっていてもできない場合,
問題を突き詰めてない,できなくしている環境,その前段階にある要因をなくせ,
という本.

最後まで突き詰めると問題が解消することはままあるが,
分かっていてもできない場合,そもそもモチベーションがわかない.

例えば,Todoを細かくあげていき,1つ1つ消していく楽しみは共感できるものの,
そうまでしなくても,結局自分のことなので,うまくできなかろうが,
だめなまま甘受していくことがある.

黒田硫黄の漫画に出てくる,銃の取り扱いに長けた女の子が言っていたのが
「結局,自分のルールがない奴は,なにをやってもだめなんだ」
ということだ.

ルールを守るメリットを受けるのが自分なら,そのメリットを放棄してしまえば守る必要はない.
そうなると,何も進まない訳で.

そういった事情から,僕は自分でルールを作って守るよりは,他人から求められたものに
なるべく合わせて生きてきたけど,30年近く経った今,自分らしさなんてものがないことに気づいた.
ジャスミンみたいなアーティストは好きだけど,そういったものが憧れとしてしか自分にない.

そう,これは,24時間テレビのマラソンのようなもので,
よりたくさん経験や感動をするために,自分で不自由な環境を作って,その課題を克服していくことが,
なんか,充実した生活を送る方法なんだなぁと.

そこにむなしさを感じるのは,僕が幻想快楽を追い求めて,もっと楽しいことがあるはずだと思っているからだろうか.

心から楽しいことなんて,もう,小学生の時みたいに,過去に戻るしかないのだろう.

だから,心から楽しむために,自分でルールを作って守って行きたいと思う.

実行力に書いてあったのは,
「すぐに」
「確実に」
だった.

楽しい生活を送るために.少なくとも,ずっと下を向いたまま生活するよりはマシな気がしてきた.
そう思える自分が少しうれしい.