実は僥倖なんじゃ

今の若者はバブル好景気を世代として知らないため、ビジネスビジョンとして希望が描きにくいので不幸だ、と言われたことがある。

国内だけに目を配ればその通りかも知れない。

しかし、ITにおいて海外企業が小さなところから始まって数年で大きく様を僕らは見たり聞いたりして来た。
また、日本のゲームや家庭用家電がアジア、アメリカのメーカーに抜かれ、メイドインジャパンが死語になる過程も。

これは敗戦経験とも取れるんじゃないか?

もう一度、高度経済成長の必然性が降って来たかも知れない。
この潮流を同世代的に肌で感じられたのは、もしかしたら希望に転換しうるのではないか、下手な啓発本よりリアルな出来事、歴史的教訓への立会いなんじゃないか、と、

そう思った。

日本での世界競技大会などの報道で、外国人選手への賛美が一面を飾ることはなかった我々はが、今度は国境を越えて人を愛するときが来たのかも知れない。